SUGOCA

SUGOCA(スゴカ)

SUGOCA(スゴカ)はJR九州が発行する交通系ICカードです。
2009年3月から利用がスタートしました。JR九州の「福岡・佐賀・大分・熊本エリア」「長崎エリア」「鹿児島エリア」で、それぞれ利用できます。

カードに書かれている「カエルくんと時計くん」のイラストは、PSソフトの「パラッパラッパー」のキャラクターデザインなどを手がけているロドニー・グリーンブラットが描いています。

SUGOCAの利用エリア

JR九州の「福岡・佐賀・大分・熊本エリア」「長崎エリア」「鹿児島エリア」の3つのエリアで利用できます。宮崎県と九州新幹線はSUGOCA未対応で、各エリアをまたがっての利用や乗り越しはできません。

またSUGOCAを使って乗車すると、どの経路を使って移動しても、最も安い運賃で計算されます。普通に切符を買うよりも安くなる場合もあるので、九州を旅行する時は相互利用OKな交通系ICカードを持っているとお得で便利です。

福岡・佐賀・大分・熊本エリア

  • 鹿児島本線(門司港駅~八代駅)
  • 長崎本線(鳥栖駅~佐賀駅)
  • 筑肥線(姪浜駅~西唐津駅)
  • 香椎線(宇美駅~西戸崎駅)
  • 篠栗線(桂川駅~吉塚駅)
  • 筑豊本線(桂川駅~折尾駅)
  • 若松線(折尾駅~若松駅)
  • 日豊本線(西小倉駅~幸崎駅)
  • 山陽本線(下関駅~門司駅)
  • 豊肥本線(熊本駅~肥後大津駅、大分駅~中判田駅)
  • 久大本線(久留米駅~善導寺駅、大分駅~向之原駅)

「福岡・佐賀・大分・熊本エリア」外なので、豊肥本線の判田駅~肥後大津駅と、久大本線向之原駅~善導寺駅はSUGOCAでの乗車と降車はできません。通過は可能です。

長崎エリア

  • 長崎本線(諫早駅~長崎駅)
  • 大村線(市松駅~諫早駅)

鹿児島エリア

  • 鹿児島本線(川内駅~鹿児島中央駅)
  • 日豊本線(鹿児島中央駅~国分駅)
  • 指宿枕崎線(鹿児島中央駅~喜入駅)

カードの種類

SUGOCA(スゴカ)は「無記名式SUGOCA」、「記名式SUGOCA」、「SUGOCA定期券」の3種類あります。

無記名式SUGOCA

無記名式SUGOCAは、13歳以上なら誰でも使えるカードで「通常デザイン」と「特別デザイン」のカードの2種類があります。
無記名式SUGOCAはみどりの窓口以外にも、SUGOCA発売機能付自動券売機でも購入できます。1枚2,000円で、500円のデポジット代(保証金)を含みます。

記念カードを含む特別デザインカードは、SUGOCAエリアの駅にあるみどりの窓口だけの販売です。また特別デザインカードは無記名式限定で、記名式SUGOCAやSUGOCA定期券への変更はできません。

記名式SUGOCA

大人用と小児用(小学生までが対象)の2種類あります。
1枚2,000円(デポジット代500円を含む)で、無記名式SUGOCAから書き換えもできます。
氏名などを登録してカードに記名するので、本人以外は使えません。

発売所は駅のみどりの窓口だけで、申込書に記入が必要です。
小児用は不正防止の為、健康保険証などの公的証明書も持って行きます。

万が一紛失した場合は再発行が可能で、SUGOCAエリアのみどりの窓口で手続きをします。手続きの翌日に再発行されるので、免許証や学生証、保険証などの公的証明書と現金1,000円(再発行手数料と、新しいSUGOCAのデポジット代)を持って受け取りに行きます。

SUGOCA定期券

「SUGOCA定期券」と、在来線特急列車の自由席も乗れる「SUGOCA特急定期券(SUGOCAエクセルパス)」があります。記名式SUGOCAと同じく、再発行も可能です。

新しくSUGOCA定期券を買う時は、みどりの窓口で定期運賃と、デポジット代500円を支払います。クレジットカード払いも可能です。また既に無記名式SUGOCAや記名式SUGOCAを持っている場合は、定期券に書き換えもできます。

磁気定期券・磁気特急定期券からの変更もOKで、発行替えをしてくれます。その時にはデポジット代(現金500円)が必要です。

SUGOCA定期券は、JR九州と福岡市地下鉄の連絡定期券はありますが、それ以外(北九州モノレール、肥薩おれんじ鉄道、島原鉄道、JR九州バスなど)は取り扱っていません。
また新幹線定期券(新幹線エクセルパス・FREX)は磁気定期券だけなので、気を付けて下さい。

乗車や買い物でポイントが貯まる

SUGOCAはポイントサービスを実施していて、乗車やショッピングで電子マネーを使うとポイントが貯まります。nimoca(ニモカ)Suica(スイカ)などの他交通系ICカードの利用ではポイントは付きません。

SUGOCA使って電車に乗ると、1回の乗車運賃×1%のSUGOCAポイントが付きます。ただし定期券区間内の乗車・降車でのポイントはありません。

またカード残額を使って、SUGOCAエリアの自由席特急券を買うと「特急料金×5%」のポイントが付いたり、JR筑肥線・唐津線⇔福岡市地下鉄の乗り換え利用で10ポイントが貯まったりと、乗れば乗るだけポイントが貯まる仕組みになっています。

SUGOCA電子マネーでもポイント貯まる

JR九州の電車以外にも、SUGOCAポイント対象加盟店で買い物をして、SUGOCA電子マネーで支払うと、合計金額に応じてポイントが付きます。交通系電子マネーはポイントが付かない場合もありますが、スゴカは違います。

100ポイント単位でSUGOCAにチャージ

貯まったポイントは、ポイントチャージ機能付自動券売機でSUGOCAにチャージできます。
100ポイント(=100円)単位でチャージができて、乗車や買い物で使えます。有効期限はポイントが付いてから、翌年の3月31日までです。

JQCARDでオートチャージができる

JR九州が発行する「JQCARD」を支払いカードにすると、記名式SUGOCAやSUGOCA定期券でオートチャージ(改札機での自動入金)が使えます。他のクレジットカードは対応していません。
オートチャージの設定は、オートチャージ設定対応自動券売機で申込みをします。初期設定からチャージ金額や条件の変更もできます。

またJQCARDの中には、クレジットカード一体型SUGOCAもあるので、SUGOCAとクレジットカードを一枚で持つことも可能です。

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